SenseArena | 診断〜訓練〜リハビリをVRで行うデバイス

 プロホッケー選手のVR認知能力向上ツール”SenseArena”が、CES2019に出展する。

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プロスポーツには本番同様の練習環境が不可欠

 プロスポーツプレイヤーは、試合中に運動・認知とあらゆる脳機能を活動させている。この高度な活動は日頃のトレーニングに裏付けられたものであり、トレーニングでは本番同様の環境を整備し、なるべく本番と同じ動きができるように心身を整える。

 だが、スポーツの種類によっては、トレーニングをする環境を容易しづらいことも多い。例えばフィギュアスケートや、今回紹介するアイスホッケーのように、氷張りのスタジアムをいつでも・どこでも用意できるとは限らない。

VR上で練習環境を用意する

 SenseArenaはこの点に着目し、VR空間上でアイスホッケーの練習空間を用意した。選手はヘッドマウントディスプレイに加え、ホッケーのスティック型コントローラーを携えてバーチャル練習空間へ飛び出す。

 VR空間中では、様々なスキルがトレーニングできるように組まれている。例えば反応速度やとっさの意思決定といった実践的な練習から、マルチタスク、プレイ状況の判断といった認知的なトレーニングも含まれる。

トレーニング成績からパフォーマンスを診断し、データを蓄積するデバイス

 SenseArenaの特徴としてもう1つ、診断機能が挙げられる。トレーニング中の選手の成績を蓄積させ、個人〜チーム単位でのベンチマークを計算する。トレーナーはそれらのデータを見て、個々人でどんなトレーニングをすべきか、常にアップデートをすることができる。SenseArenaは単なる氷上空間の代替品ではなく、データ集積という明確な利点も兼ね備えているといえる。

 このように、CESでは毎年、VRやスポーツなど新しいプロダクトが4000以上の参加企業から出展されており、全てを追いかけるのはなかなか難しい。
そこで、例年のCESの動向や投資に関する情報、最新の技術などを知りたい方々には、弊社発行の「CES 脳科学企業レポート」をおすすめしたい。
 CES 脳科学企業レポートはCES出展企業のうち、特に脳科学企業(ブレインテック)に焦点を当てている。ビジネスの面に加え、最新の科学技術の活用のされ方についても網羅することができる。

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SenseArena
URL: https://www.sensearena.com/