【Allovue】VRでポータブル映画館

Allovue | 3D映像を360°表示可能なヘッドマウントディスプレイ

　SkyLights社は、機内持ち込み可能な完全ワイヤレスヘッドマウントディスプレイ “Allovue” をCES 2019へ出展する。

映画も持ち運ぶ時代

　移動の多い現代、スマートフォンやタブレットで動画を見る人も多いだろう。大容量・高画質のこの時代には、映画一本もストリーミングで視聴することが少なくないはずだ。だがスマートフォンの小さい画面では細部を見られなかったり、電池や通信の容量が気になってしまうこともある。

“Allovue”は持ち運び可能な「映画館」を実現した

　SkyLights社はこの移動中の動画視聴に着目し、超高画質なヘッドマウントディスプレイを開発した。2D,3D映像問わず360°の視野角で表示でき、重さはわずか227gという代物だ（これはOculus Goの470gから半分以下の重さだ）。

　ディスプレイはフルHD(1080p)で、完全ワイヤレスを実現している。軽さゆえにつけっぱなしで寝ていても気にならない他、Dual OLED搭載により非常に高画質な映像を表示できる。また、Youtube,Netflix,Amazon Prime Video,huluと連携可能であり、膨大な数の映像を視聴することができる。

航空会社と提携し、フライト中も快適な「寝ながら視聴」

　自宅での使用以外に、SkyLight社は航空機での移動にも目をつけた。アラスカ航空、エールフランス航空と提携し、2016年から6000フライト以上で、”Allovue”による動画視聴を提供している。実に95％の人がデバイスに満足していたと報告しており、長距離航空という疲れがちな状況でも没入できる、快適な娯楽を提供した形になっているようだ。

　このように、CESでは毎年VRや映像技術などの最新プロダクトが4000以上の参加企業から出展されており、全てを追いかけるのはなかなか難しい。
そこで、例年のCESの動向や投資に関する情報、最新の技術などを知りたい方々には、弊社発行の「CES 脳科学企業レポート」をおすすめしたい。
　CES 脳科学企業レポートはCES出展企業のうち、特に脳科学企業(ブレインテック)に焦点を当てている。ビジネスの面に加え、最新の科学技術の活用のされ方についても網羅することができる。

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