CES 2019 ライブ:CESの現場から最新情報をお届け

 株式会社neumoは、CES 2019の出展企業へ現地インタビュー中! ラスベガスから、最新のプロダクト情報をいち早くお届け。世界の最新技術の潮流をお見逃しなく。

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Musiclens | 骨伝導スピーカー搭載サングラス

スマートグラスといえば、メガネのグラス上に様々な情報を表示し、目をモニタとするデバイスだ。だがその一方で、メガネを掛け続けづらかったり、情報の洪水で疲れてしまったりと、身につけるものとしては難点が多かった。

ならばいっそ「ただのサングラス」にしてしまおうとしたのがMusiclensだ。といっても、スマート要素まで捨て去ったわけではない。画面を捨てた代わりに、美しい音とつけ心地に特化した。

日常でも使えるスマートグラスを目指す

Musiclensはブルートゥースを搭載し、耳元の骨伝導スピーカーから好きな音楽を流すことができる。素材はシリコンなどつけ心地の良い素材でできており、日頃かけるメガネよりも快適なくらいだ。

画像はMusic lensの外箱。言われなければ普通のサングラスに見える

肝心の音質はというと、骨伝導スピーカーとしてはなかなか良い。耳を圧迫せず外の音も聞けるという骨伝導スピーカーの利点をそのままに、サングラス型にすることで不自然さもなくなっている。音楽をかけたままサングラスを置くと激しく振動するのが玉に瑕だが、通常の使用法を考えれば問題はないだろう。

当面は中国とアメリカで展開。日本でも通販を開始

Musiclensははじめに中国、次にアメリカへ展開しており、日本へはアメリカからの直輸入のみが可能となっている。だが開発者は日本市場での販売もいずれは狙いたいと語っており、今後の展開が期待できる。

なお値段は、MODERNスタイルが189ドル、VOGUEスタイルが169ドル、CEEKスタイルが129ドルの3種類。ハイエンドモデルほど、サングラスのデザインがリッチになっているが、スピーカーの性能には大きな差がないようだ。

CES 2019では、単に利便性・機能性を狙う以外に、こうした「質感」「つけ心地」「感性」といった、嗜好性が意識されている印象だ。より自然な形で使える最新デバイスが、日本でも楽しめる日が待ち遠しい。

写真はCES2019 Musiclens展示場にて、弊社社員(Musiclens着用)とMusiclens担当者様