ISA–Inteligent Sensing for Aging | 見守りと判断を助ける3Dセンサー
Medical inteligent Technologiesは、患者の様子を見守り報告するサービスを可能とする、3Dセンサー”ISA”をCES2019へ出展する。
ベッドからの落下は患者にとって非常に危険
入院中の患者や介護・自宅療養中の方々を見守る人にとって、もっとも憂慮すべきは「落下」である。怪我や病気で身体を思うように動かせないと、平時に比べて落下する確率は非常に高くなる。
だが、看護師の方々であっても、すべての患者を常時見守り続ける訳にはいかない。夜間は手薄になりがちであるし、対応が後手に回ってしまう(落ちてからナースコールを鳴らし、それを聞いて対応するしかない)こともある。
患者の行動を詳細に分析可能な3Dセンサー “ISA”
高齢者の方や身体が弱い方にとって、夜間の落下や事故は一度でも大きな危険を招きうる。そこでMintT社は、3Dセンサーから得られた情報を元に、「落下」「落下リスク」「睡眠時間」などの分析を自動化するシステムを開発した。
このシステム”ISA”は、患者・医療従事者双方に大きなメリットがある。検出・報告・分析を一手に担うこのシステムにより、看護師の時間的・精神的負担は大きく軽減する。そのため、患者と接する際、よりリソースを患者と向き合うことに使えるだろう(不意なアラートが何度も鳴ると、徐々に医療従事者側も疲弊していくというケースがある)。
プライバシーに配慮された見守りサービス
常時データを収集しているおかげで、いざ医療従事者が介入する際、データを活かした詳細な分析をすることができる。また、落下リスクや夜間の出歩き(夢遊病のような)などが起こりがちな患者をシステムが感知すると、そうした人々をより詳細に見守れるよう、システムリソースの配分が変化する仕組みになっている。
さらに、これらの情報はGDPRの個人情報保護法に基づき、厳重にプライバシーが守られるようになっている。人生100年時代において、人が管理しきれないほどのデータが必要になっている中、患者のQoLを安全に高めるために、こうした技術の活用が望まれる。
このように、CESでは毎年、医療や健康、QoL改善に関わるプロダクトなどが4000以上の参加企業から出展されており、全てを追いかけるのはなかなか難しい。
そこで、例年のCESの動向や投資に関する情報、最新の技術などを知りたい方々には、弊社発行の「CES 脳科学企業レポート」をおすすめしたい。
CES 脳科学企業レポートはCES出展企業のうち、特に脳科学企業(ブレインテック)に焦点を当てている。ビジネスの面に加え、最新の科学技術の活用のされ方についても網羅することができる。
neumo・けいはんなリサーチコンプレックス共同企画 | CES 脳科学企業レポートはこちら(資料請求無料)
CES 2019 出展場所
エウレカパーク(Sands, Hall G- 51463)
CES出展企業 公式サイト
MintT
URL: https://mintt.care