Power Wifi | 暗号化通信で公共Wi-fiへ接続する新しい形のポケットWi-fi
Nommiは暗号化した通信で公共Wi-fiへ接続するプロダクト”Power Wifi”をCES2019へ出展する。
SIMカードレスのポケットWi-fi
従来のポケットWifiは、海外旅行の用途のため簡易的にSIMカードを日割り料金契約をしデバイス数台での接続、また国内の用途としてはスマートデバイスを社用・私用と使い分けていて双方使う機会が限られているのに2台分の料金を払うのは馬鹿らしいという人が使うというイメージである。
Nommiは従来のポケットWifiの機能とは一線を画し、よりパーソナライズされ使いやすくなったためポケットWifiのコンセプトそのものを変革する可能性を秘めている。
Power Wi-fiの様々な独自機能
Power Wi-fiは、通常のポケットWi-fiにはないような機能をいくつも兼ね備えている。
1.SIMカードなしでの運用が可能:契約不要
SIMカードを契約する必要がないため、旅行先の国で新規での契約が必要ない。全世界150カ国で機能し、支払いは専用のアプリ上での決済になる。
2.VPN機能が内蔵:セキュリティが頑健
無料の公共Wi-fiでは、主に3種類の暗号化方式:WEP, TKIP,AESが採用されている。しかし、WEPは無線LAN用に初めて開発された暗号方式で、脆弱性が強く専用のソフトウェアがあれば1分で解読されてしまう。一方TKIPはWEPの脆弱性を弱めるために作られた暗号方式だが、根本原理は全く変わらないため時間をかければ暗号化を無効される。
したがって、一般的にはAES方式が勧められているが、使っている公共Wi-fiが果たして本当にセキュリティが頑健なのか、確認するのは非常に手間がかかる。そこでPower Wi-fiに内蔵されているVPN(Vurtual Private Network)という機能を使えば、どのような暗号方式であれ、小難しい知識を抜きにして情報の匿名性を保つことができる。
3.Wireless Charging機能
スマートフォンをデバイスの上に乗せるだけで、Wirelessで充電することができる。つまり、単にポケットWi-fiとしてのみならず、Power Wi-fiをワイヤレス充電器のように運用することもできる。
4.Range Extender
Wifiの弱いエリアでは、近くの最も強いWi-fiに自動接続することができる機能。このため近くに公共Wi-fiがなくとも、接続範囲を2倍まで伸ばすことで安定した通信が可能になる。
5.Separate Guest
Power Wi-fiは2台まで同時に接続することができ、片方をゲストとして設定することができる。これによってCookieを共有させずに済むため、他人に回線を貸した際にも、閲覧履歴やプライバシーを保護することができる。
デジタル・ノマドを謳う現代風の接続プロダクト
以上のようにNommiは”Technology for the Digital Nomad”と、世界で一つのパワーバンクとポケットWifiを融合させたデバイスを謳う。単にWifiを飛ばすプロダクトではなく、無線やSIMレスなど現代風のプロダクトである点を強調している。
このように、CESでは毎年最新のプロダクトなどが4000以上の参加企業から出展されており、全てを追いかけるのはなかなか難しい。
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CES 2019 出展場所
CES出展企業 公式サイト
Nommi
URL: http://www.nommi.net/#/description