Kokong S | 電力を制御するコンセント

 ノルウェー・Lightcircle of Norwayは、ソケット側で電力消費を節約するコンセント”Kokong S”をCES2019へ出展する。

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安全かつ効率的な電気利用

 現在一般的な家庭においては、平均して約30器もの電子機器がコンセントにつながれているといわれている。それらは使用されていない状態でも、24時間常に電力を消費し続けている。

 このことは、大きな電力を無駄にするだけでなく、電子機器の過熱による断線・発火のリスクも高める。このような現状において、より安全で効率的な電気利用を可能にするのがLightcircle of Norway社の”Kokong S”である。

使用に合わせた電力制御

 ”Kokong S”はタコ足ソケットのような見た目の拡張コンセントである。ソケットにプラグを差し込むと、”Kokong S”は接続された電子機器を検知し、機器が満充電か、それ以上電力を要求しない、あるいは何かしら異常な状態である時、自動で電力の供給を止める。

 この機能が特に重要となってくる場面として、夜間の携帯機器の充電が挙げられる。一般に満充電のまま充電ケーブルをつないでおくのは危険なので、夜間充電は推奨されていないわけだが、スマホをしばらく自由に持ち歩けない充電は寝ている間に済ませてしまいたいものである。”Kokong S”を用いれば、夜間でも充電ケーブルをつないだまま安心して眠ることができる。

すでに持っている家電製品を活かすアイデア

 「省エネ商品」と呼ばれるものは、今や電灯やエアコン、テレビなど、ありとあらゆる場面で見ることができる。しかし、全ての電子機器を「省エネ」で揃えるのはコスト・労力的にもかなり難しいのではないだろうか。

 その中でも”Kokong S”は、接続する製品の種類を問わずエネルギーを節約できる。そして完全に自動で機能するため、誰にでも簡単かつ正しく使うことができる。一見そのままでも十分に機能を果たしているように見えるコンセントだが、アイデア次第でさらに安全で便利になるのは面白い。

 このように、CESでは毎年スマートホームに関わる最新プロダクトが4000以上の参加企業から出展されており、全てを追いかけるのはなかなか難しい。
そこで、例年のCESの動向や投資に関する情報、最新の技術などを知りたい方々には、弊社発行の「CES 脳科学企業レポート」をおすすめしたい。
 CES 脳科学企業レポートはCES出展企業のうち、特に脳科学企業(ブレインテック)に焦点を当てている。ビジネスの面に加え、最新の科学技術の活用のされ方についても網羅することができる。

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CES 2019 出展場所

Sands, Hall G – 53173

CES出展企業 公式サイト

Lightcircle of Norway
URL: https://lightcircle.io/